ウォールマートに学ぶ海外展開の6つの法則

27か国に1万以上の店舗を展開する世界最大の小売りチェーン、ウォルマート。スタンフォードのビジネススクールのサイトに掲載されていた海外マーケティングの6つの法則が興味深いので紹介します。

世界で最も大きな会社を任されているのは48歳のダグ・マクミロン氏。学生時代のトラックの荷卸しから始まり、ずっとウォルマートと歩んできた叩き上げのCEOで、2014年に現在の職に昇格されまで、5年間、海外ビジネスの展開に関わってきたそうです。

その彼の6つの法則は
①文化の違いを尊重する
②それぞれの国の政府のルールに順応する
③それぞれの国の人々の趣味嗜好を理解する
④現地のスタッフに責任を与え、知見やノウハウを委譲する
⑤とにかく自ら見て回れ
⑥コンセンサス(合意)を待っていては遅い!
⑥が特に興味深いな、と感じました。日本企業の特徴はとにかく合意がとれるまで、会議を重ね、熟考すること。そのため、決断にとにかく時間がかかります。
ウォルマートにはWho owns the D?というフレーズがあるそうです。Who is the decision-maker?
ということだそうですが、ディシジョンメーカーとなった人は、チームの様々な意見を集約することは重要であるが、コンセンサスを待っていてはいけない、ということです。
アメリカの会社の日本の会社との大きな違いは意思決定者がきっちりと決まっている点かな、と思います。日本では、中間管理職は決定権・裁量権を持たない一方で、アメリカでは、店長や部門の責任者が独自で判断し、決定を下すことも少なくありません。日本では、稟議書を回して、全役員の同意を得て、ようやく決定する、という慣行が多いのではないでしょうか。慎重にものを進めることには利点もありますが、スピード勝負の時代に、機会を逸することにもなりかねません。
コンセンサスを待っていては遅いのです。

http://www.gsb.stanford.edu/insights/walmart-ceo-waiting-consensus-can-kill-you